水彩画について
水彩画とは水を溶剤とする絵の具で描かれた絵画のことをいいます。
水彩画の歴史は古く、さかのぼると旧石器時代までさかのぼります。
旧石器時代にヨーロッパの洞窟で描かれた絵が水彩画の最古のものだと思われます。
古い歴史がある水彩画ですが、バロック時代の油絵画家からは、 スケッチや模写あるいは漫画(サイズの小さいデザイン画)の道具として使用されるのが一般的でした。
水彩画の歴史において古くまたは重要な伝統は植物画、そして生物画でしょう。
植物画はルネッサンス期に人気が出ました。
植物画は初期から精巧で完成した水彩画の分野であり、 今日でも対象をフルカラーで理想化し明確に捉えまとめることができる特徴により 科学的な出版物や博物館の出版物のイラストレーションに使用されています。
水彩画の特徴としては、みずみずしい絵がかける、そして様々な技法で表現できる、といった魅力があります。
また画材もそれほど高額ではなく、はじめやすい絵画と言えるでしょう。
水彩用の絵具は、透明水彩と不透明水彩に分類されます。
それぞれ固形とチューブがあります。
美術作品としての水彩画とは、透明水彩の絵具で描かれたもののみを指すことが多いです。
日本では不透明水彩は小学校などで使われる学童用の水彩絵具も含められることが多いのです。
学童用の水彩絵具はマット水彩とも呼ばれ、本来の透明水彩と不透明水彩の中間的な性能で どちらの用法にも対応できるよう考えられています。
水彩の筆には、イタチやリスの毛を用いたものが適していると言われています。
また水彩画で使用する紙は、一般に水彩紙と呼ばれる専用の紙を使います。
水彩画の画方では微妙なぼかしをつかうために、描画前に紙を濡らして描くこともあります。
薄手の用紙だと反り返ってしまい描きにくい場合には、300グラム程度の厚さの紙を用いるとよいでしょう。